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身障者4万人に新保険を導入 NSW

【シドニー30日AAP】  NSW州政府は30日、全国身障者保険スキーム(NDIS)の導入に先がけ、正式な移行プログラムを発足させた。来年一杯をかけて、シドニー地区のほかセントラルコースト、ハンター地区、同州南部地区に住む4万人の身障者に様々なケアやサポートプログラムを提供する。

NSW州政府は今年から来年にかけて、NDISプログラムに13億ドルを拠出するとしており、連邦政府は7億4000万ドルを拠出する。同プログラムにより、身障者は身の回りのケア、コミュニティのサポート、各種セラピー、補助機器の提供などを受けることが可能となる。

NSW州のジョン・アジャカ身障者サービス相は、NDISプログラムは計画通り進められているとした上で、今後2年間で同プログラムを州全域に展開するとしている。同相はまた、「NDISは身障者の人々が生活の幅を広げることを可能にするだろう」と期待を述べた。

さらに王立盲ろう児童研究所のレンCEOは、「同プログラムにより様々なサービスを受けることが可能になれば、視力や聴力のない人々に最善の結果をもたらすことが出来る」と話した。NDISは今後、全国で45万人を超える身障者に適用される見通しとなっている。

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