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子宮頸がんテスト 全国で受診率56%

【シドニー1日AAP】  オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)の調べによると、オーストラリア国内で、“パップテスト”と呼ばれる子宮頸がんを発見するための細胞検査を定期的に受けているのは、オーストラリアに住む女性の56%であることが分かった。

オーストラリア国内の20~69才の女性のうち、10人中6人がパップテストを受けているが、NT準州では54.4%、QLD州では54.5%と、2つの州が最も低い受診率だった。また女性が85才までに子宮頸がんを発症する確率は152人に1人とされ、18~70才の女性には2年ごとの検診が勧められている。

QLDキャンサー・カウンシルのクリフト氏は、「現在のところ、定期的にパップテストを受けることが、がんの早期発見に最も有効」と述べ、子宮頸がん予防のワクチンを接種していても、検査を勧めるとしている。同氏はまた、定期的なパップテストで子宮頸がんの患者を最高で90%まで減らせるとしている。

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