【メルボルン9日AAP】 昨年11月の早朝にメルボルン北西にあるケンジントンで、ヘッドランプをつけTバッグのみの姿で住居に侵入し窃盗を働いた罪で起訴された男が、先月から今月にかけて窃盗の女性被害者に対してストーカー行為をした罪で起訴された。
逮捕されたのは保釈中だったミクロス・ペトリック容疑者(39)で、被害にあった女性は、車の乗り降りの際に同容疑者がじっと監視していたり、家の周りを徘徊していたため「とても怖かった」と証言した。
メルボルン治安判事裁判所によると、同容疑者は20年前に統合失調症と診断されており、地域密着型支援サービスからメンタルヘルスの治療をずっと受けていたとした。同容疑者の弁護士は「起訴内容の彼の行動は奇異である」としたが、当時の容疑者の精神状態は明らかに良くなかったとし、メンタルヘルス施設で治療を受けるべきだと主張している。
同治安判事裁判所は保釈を却下し、同容疑者は8月15日に出廷予定。