【キャンベラ10日AAP】 与野党両党首ともに、現行の手書き投票から電子投票への移行を提案している。野党労働党のショーテン党首は10日、「誰が勝ったかわかるのに選挙後8日も要する必要はない」と述べた。今回も選挙当日から開票が行われ、通常と同程度の時間を要したが、接戦の選挙区が多数あったことから選挙結果の見通しが不明瞭であった。
連邦選挙後に毎回、党派を超えた議会委員会が選挙法変更の可能性について審議を行う。2014年は当時のトニー・スミス委員長が、「詳細に検討した結果、近い将来の大規模な電子投票への変更はない」と発表した。
ターンブル首相も長期にわたって電子投票を支持してきた。また、自動電話のロボコールやテキストメッセージによる選挙広告について「非常に見掛け倒しで、最も惑わされそうな有権者を標的にしている」と述べ、選挙広告に関する法改正の可能性についても示唆した。