【キャンベラ10日AAP】 連邦選挙の投票が締め切られて1週間たった10日、ターンブル首相は与党保守連合の勝利宣言を行った。
同日午前、野党労働党のショーテン党首がターンブル首相に電話で選挙敗北を宣言し、祝いの言葉を述べた。ショーテン氏は保守連合と共通の基盤を探求すると申し出たうえで、労働党の政策と真意は変わらないと支持者らを安心させた。ターンブル氏はショーテン氏の申し出に感謝の意を示した。
下院議会150議席中、保守連合が74議席、労働党が66議席をそれぞれ獲得した。中立議員は下院に5人、上院ではグリーンズ(緑の党)9人を含む19人が含まれる見通し。
ターンブル首相は、「国民が選んだ全議員が尊敬に値する」「第45回連邦議会で全議員が建設的な任務を果たせると感じ、私と政府はその貢献を評価する」と述べた。また、落選した閣外大臣3人を交代させる必要があるが、2月に内閣改造を行ったことから変更は最小限だとした。追加議席を獲得した国民党は、保守連合の規定によって新たに大臣のポストを獲得できるという。