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猛暑日に車内に幼児放置 SA

【アデレード11日AAP】   アデレードで気温41度の猛暑日に車内に子どもを置き去りにしたとして、母親に対する裁判が行われた。

4人の子どもを持つトリシャ・ジョイ・オウンワース被告(38)は2014年2月、買い物のために駐車した際、息子(3)が同乗していたことを忘れたと述べた。男児は日向に駐車された車内に45分間放置され、救急隊が窓を開けて手当した時点で男児の体は非常に熱かった。男児は動揺していたが、けがはなかった。

検察側は、「第三者の介入がなかったら男児は死亡していただろう」と主張した。

これに対してSA州地方裁判所のジュリー・マッキンタイヤー裁判官は、オウンワース被告は愛情深く思いやりのある母親だと認め、通常の懲役1年ではなく、12か月間の善行保証期間を言い渡した。事件後、同被告はソーシャルメディアなど地域社会からかなりの批判を受け、警備員としての職も失ったという。

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