【メルボルン12日AAP】 VIC州は12日、摂氏零度近い冷たい気温と時速100キロメートルもの強風に見舞われ、州救急サービス(SES)には1000件以上の支援要請が寄せられた。強風によって、屋根が吹き飛んだり電線が切れるなどの被害が報告されている。
州北西部では午後までに雪が降りはじめ、バララットやトレンサムではマイナス2度の突風が吹き荒れた。また、フォールスクリークのスキー場で自閉症を患う8歳の少年が行方不明になり、数百人が捜索に加わった。少年は午後6時過ぎに無事発見された。
気象局は、強い低気圧が同州を通過するにつれて、特に沿岸部で今後も雷や雹(ひょう)、強風による被害を警告している。また、冷たい風の影響で13日終日、メルボルンの体感温度は零度と予想されている。
SESは車のドライバーに対して、道路表面に張った薄氷に注意するように呼びかけている。