【パース13日AAP】 WA州において先住民族アボリジニの母親たちは、そうでない母親たちよりも外因により死亡する確率が高いことが、パースのテレソン・キッズ・インスティテュートの調べで分かった。
調査ではアボリジニの母親たちが外因で死亡する倍率は、そうでない母親の17.5倍と大幅に上回った。また事故死では6.4倍、自殺では3.4倍とこちらも上回る結果となった。さらに外因により死亡した際のアボリジニの母親の平均年齢は33才で、その際、最年少の子供の平均年齢は4.8才だったことも分かっている。
同調査は、アボリジニの母親たちは特に社会的に弱い立場にあり、高いレベルのサポートが必要なグループだと指摘。さらに、幼くして母親を失くす子ども達について、「幼少時に受けた精神的な苦痛が、後に薬物の乱用、自傷行為、自殺、反社会的行為、その他にも成人した後の様々な問題につながる」としている。