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ビショップ外相、中国の判決無視けん制

【キャンベラ13日AAP】  連邦のビショップ外相は、中国が南シナ海を巡る裁判で、仲裁裁判所が中国の主張を退けたことに対し反発したり無視すれば、中国の評価を下げることにつながるとの見解を示した。中国はハーグの仲裁裁判所の判決に従わないとする姿勢を示している。

ビショップ外相は各党に対し、仲裁裁判所の判決は最終的なもので、法的な拘束力を持つとの見解を確認。さらに中国に対し、「判決を無視すれば、深刻な違反となる」、「国への評価が下がり、大きな犠牲となるだろう」と述べ、国の発展には他国との良好な関係が必須との考えを示し、中国をけん制した。

一方、中国の劉振民外務次官は判決は無効であるとして、「ゴミ溜めに捨てるか、棚に上げておく」と発言したほか、他国に対してはフィリピンのように訴えを起こせば「さらなる違法行為だ」との見解を示し、強く警戒した。ビショップ外相は近く、中国およびフィリピンの外相らと会談するとみられている。

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