【ホバート14日AAP】 TAS州のタスマニア大学の研究チームは、母親が妊娠中に受けたストレスが、その後、同じ家系に生まれてくる赤ん坊の性別に影響を与えている可能性があることを発表した。母体のストレスが増すと、その後、その家系に生まれる赤ん坊の性別は男になる確率が高くなるという。
同研究を率いるエイミー・エドワーズ教授は、ネズミを使った研究で、妊娠中にストレスを受けた母親がメスの子どもを生んだ場合、その子どもがオスの子どもを生む確率が高くなったとしている。
エドワーズ教授は、動物の繁殖プログラムや家畜を扱う産業において、オスとメスのバランスが偏るなどの問題が頻繁に起きていることから、今回の研究結果が生かせる可能性があるとして、重要な発見との見解を示している。