【シドニー16日AAP】 NSW州のベアード首相が来年7月からのグレーハウンド犬のドッグレース廃止を発表し、ドッグレース業界を震撼させているが、16日にシドニーのシティー西部にあるウェントワース公園で、レースを引退したグレーハウンド犬40匹が里親となる新しい家族らと対面して引き取られた。
グレーハウンド里親プログラム(GAP)のスポークスマンは「以前は30匹の里親を探すのにも一苦労していたが、今回は40匹の里親がすぐ決まった。さらに100人以上の里親希望者が登録してくれている」と述べた。
ベアード首相の発表後、州政府はドッグレース業界の代表らと討議をしたが、 レース廃止の決定を撤回しない姿勢を示しており、廃止に向けてレース業界の一助のために約3000万ドルの予算を投じると発表した。
次回の里親プログラムは来月行われる予定だという。