【ACT3日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は3日、政策金利を史上最低の0.1%に引き下げると決定した。
RBAは「さらに型破りな金利政策によって、パンデミックの経済的圧力を和らげる」と説明。顧客への全還元を求めるが、貸し手次第だ。
ローン比較サイトRateCityのサリー・ティンデル氏は「銀行の決断に数週間かかるだろう」と話す。3月にRBAが政策金利を最初に引き下げた際、大手4銀行が利率を下げるのに10~21日かかった。
一方、3日の政策金利引き下げ発表後1時間以内に、小規模の貸し手5社は住宅ローンの変動制利率を引き下げた。Athena、 homeloans.com.au、 Homestar Financeはそれぞれ0.15%、Pacific Mortgage Groupは0.1~0.16%、Reduce Home Loans は 0.1~ 0.2 %引き下げた。ローン額40万ドルの平均変動制利率3.37%が0.15%引き下げられれば、返済額は月33ドル、年間で396ドル削減になると見積もられる。
RBA はさらに、向こう6カ月で満期5~10年の国債1,000憶ドル相当を購入し、量的緩和政策を導入すると発表した。ロウ総裁は「ウイルスの抑制次第の、非常に浮き沈みの激しい経済の回復になる」「VIC州での規制にかかわらず、7-9月期は国内総生産(GDP)の成長が予想される」と述べた。
2021年は失業率が8%をわずかに下回り、インフレ率は1%と見積もられる。
ソース : news.com.au – RBA cuts interest rates to record low, some small lenders pass it on