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国連事務総長選に出馬の意思 ラッド氏

【キャンベラ18日AAP】   ケビン・ラッド元労働党連邦首相が国連事務総長選挙に立候補するにあたり、連邦政府の指名を求めていることがわかった。野党のショーテン労働党党首は、ラッド氏は事務総長に相応の資格を得ているとして、連邦政府に同氏の支援を呼び掛けた。

ラッド氏はフェイスブックで、「新内閣発足間近でもあり、政府の内部プロセスを尊重する」と公表している。

国連事務総長は過去に世界の地域ごとで交代されてきた。パン・ギムン現事務総長がアジアから選出されたことから、次期事務総長は欧州からの選出を予想する声が多い。また、初の女性事務総長誕生を強く押す声もあがっている。4月に行われた世論調査では、45%が元ニュージーランド首相のヘレン・クラーク氏が事務総長にふさわしいと答え、ラッド氏と回答したのは僅か21%だった。

外交官と外務大臣の経験も持つラッド氏は、国連安全保障理事会の常任理事国らに対して控えめなロビー活動を行ってきた。ターンブル首相は5月、「オーストラリアから立候補者が出たならば、内閣は正当な配慮を検討する」と話している。

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