【ブリスベン22日AAP】 食肉・家畜オーストラリア(MLA)によると来年、食肉用として飼育されている肉牛の数が、2003年以来の最低水準となる見込みだという。食肉の需要は増加していることから、オージービーフなどの値上がりが懸念されている。
MLAのベン・トーマス市場情報マネージャーによると、オーストラリアは生産した食用牛肉の70%を海外へ輸出しており、人口は少ないのに牛肉の生産量は非常に多いユニークな国だという。
現在、世界の食肉市場でオージー・ビーフは高い人気を得ており、需要も増加の影響も受けて小売価格は2005年以来の高値となっている。QLDで人気のレストラン、レッド・ロビン・サパー・トラックの経営者ロリー・ドイル氏は、牛肉の量を減らすために豚肉、鶏肉、ダックなどを利用する工夫をしているという。