【シドニー27日AAP】 連邦のマイケル・キーナン法相は27日、各国で多発している無差別テロ事件を受け、短銃などの違法武器の取締りを強化する方針を明らかにした。今後3年間の取締り強化資金として、2450万ドルを拠出する考え。
オーストラリアでは毎年、約1800個の違法武器や武器の部品が見つかっており、このほとんどが外国から流入したものとみられている。キーナン法相によると、犯罪組織が中心となりインターネットなどを使って密輸するケースが増えているという。
取締りの強化により、警察が迅速に科学捜査を行うことが可能となり、武器や部品などの発見が早まることが期待されている。また警察は薬物の捜査に使用されているスキャン法を、郵便物の中身を調べる調査にも活用することで、武器などの早期発見につなげたいとしている。