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地下水汚染で農産物を警告 NSW

【シドニー8日AAP】   NSW州政府は、シドニー北のニューキャッスル近郊で地下水汚染の疑いがあるとして、調査中は地元の農産物などを避けるよう住民らに警告している。

ウィリアムタウンにあるオーストラリア空軍(RAAF)基地で汚染物質が確認されたことを受けて、先立って地元でで採れた卵、牛乳、すべての地下水を避けるよう住民に警告が出されていた。今回新たに、地元産の野菜、肉および鶏肉を避けるよう追加された。

州政府は6月、有毒な消火剤の泡の洗浄や管理に、現在の防衛費から5500万ドルをあてると発表した。消火剤の泡は、国内各地の基地周辺の土地や水域に浸出している。州政府はさらに、環境への影響の調査終了後に、汚染地の買戻しや土地所有者に対する補償を行うことも検討している。

環境保護局(EPA)のアダム・ギリガン地域管理者は、「連邦政府の健康危険度評価報告(HHRA)や各家庭での汚染物質の暴露経路について、ウィリアムタウンの住民に理解してもらえるよう取り組んでいく」と話した。

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