【SA5日】 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が分離したカプセルが、6日午前4時半ごろにSA州のウーメラ砂漠へ着陸する予定だとし、現地ではカプセル回収に向けて準備をしている。
カプセルには、45億年以上前に形成したと考えられる小惑星「りゅうぐう」の砂が入っていると見られており、サンプルの採取は世界で初めてで、科学的な成果が期待されている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「これまで地球で確認してきた隕石のサンプルも他の小惑星から来たものだと考えられているが、地球の大気圏に突入する際に元の鉱石の性質が変化してしまうため、詳しく研究することが難しい。今回のサンプルはカプセルの中でそのままの状態に保存したまま持ち帰ることができたため、どうやって海や陸が形成されるようになったのか科学的に調査することが可能となる」と説明している。
「はやぶさ2」はカプセルを分離した後、再び地球から離脱して別の小惑星へ向かい、2031年に到着予定だという。
ソース : news.com.au – Asteroid samples from Japanese spacecraft Hayabusa2 to land near Woomera in SA outback