【ブリスベン4日】 映画「ファインディング・ニモ」のストーリーさながら、海流に押し流されて数年キロも離れたシドニーのビーチで発見されたQLD州のヒラタウミガメの赤ちゃんが、無事保護されてケアンズに帰還した。
ヒラタウミガメはQLD州やパプア・ニューギニアの海に生息している。今年の5月にシドニーのクロヌラビーチで発見された「クロヌラ」は、体調を崩したためQLD州の沿岸から東オーストラリア海流に押し流されてしまった可能性があると、ケアンズのウミガメ・リハビリセンターの共同創設者ジェニー・ギルバート氏は語った。
ビーチで保護されたクロヌラは、体にフジツボがたくさん付着しており、体重500グラムしかなかったが、タロンガ動物園に保護された後は元気に回復して1.2キロまで増えたという。
コロナウイルス感染予防策のため、QLD州まで飛行機でクロヌラを輸送をするのに6ヶ月以上待たなければいけなかったが、同リハビリセンターに移送された後、先週グリーン島の海に戻されたという。
ヒラタウミガメは成長すると体長およそ1メートル、体重は90キロまでの大きさになる。
ソース: news.com.au -Flatback turtle has a real life Nemo moment, finds its way back home