【キャンベラ4日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は4日の月例理事会で、政策金利を史上最低の1.5%のまま据え置きにすると決定した。
ロウ新総裁は、「5月と8月に金融緩和措置をとったことから、政策金利を据え置きにすることで持続可能な経済成長を維持し、徐々にインフレ率の目標値に達成すると判断した」と述べた。
最後の金利引き下げが8月だったことから、今回の据え置きは予想されていた。一方で金融市場では、来年初頭までに50%の確率でさらなる引き下げを予想している。10月26日発表の主要インフレの結果により、11月に政策金利が1.25%に引き下げられる可能性も高いという。
消費者信頼感は不安定なままだ。ANZのエコノミスト、フェリシティ・エメット氏は「不安定だが長期平均をずっと上回っている」と楽観的に話すが、最近の小売業低迷から、個人消費には同氏の見解が反映されていないようだ。