【シドニー6日AAP】 NSW州警察は、スーパーマーケットでのセルフレジを利用した不法な割引や万引きに対し、一斉捜査を行うと発表した。
スーパーマーケット大手コールズは、過去1年に国内のセルフレジで万引きおよそ1万1000件を捕らえた。買い物かごに入れた商品をセルフレジで偽ったり、まったく支払わない万引きが増えているが、便利で客足も増やしたことからセルフレジを撤去する予定はないという。
シドニー中心ゼットランドのスーパーで6日、マレー・チャップマン刑事局長は「たった2ドルでも、アボカド1つでも、万引きは万引きだ」と話した。取り締まりの詳細について同刑事局長は明らかにせず、「店内で警察官らを目にすることはないだろうが、我々は見ている。泥棒が気付かれないことはない」と述べた。