【キャンベラ10日AAP】 ライフ・コーチングや曲芸芸術、ジュエリーデザインなど、来年から政府支援の職業訓練学費ローン制度(VET)の対象外となる478のコースが発表された。VET対象コースは現在の825から347に削減される。
バーミンガム連邦教育相は10日、「受講者数の増加を目的としたり、雇用につながらないコースが多数、支援対象となっている」と述べた。
VET対象外となるコースには、スタイリング(ファッション、イメージ、メディア)やキリスト教牧師の勉強、アーユルベーダ式ライフスタイル相談なども含まれる。VET対象コースの判断は、供給不足であったり、科学や数学、農業など国が経済的に優先とする技能に基づいて行われた。
現在、コース提供資格を持つ教育機関はすべてのディプロマに対して政府のVETローンを提供できる。ローン額が2012年の3億2500万ドルから2015年は29億ドルに膨れ上がったことから、対象コースの見直しとともにローン額の上限も設定される。さらに、VETローンを希望する民間教育機関は再審査を受ける必要がある。