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バリナインの絵画作品 シドニーで展示

【シドニー25日AAP】   “バリナイン”の1人で昨年、麻薬密輸の罪でインドネシアで処刑されたミュラン・スクマランによる絵画が来年1月、シドニー・フェスティバルの一環として展示される。

展示「Another Day In Paradise」は、スクマランがバリのケロボカン刑務所で受刑中に描いた作品を集めた。オーストラリア人画家らによる、死刑に関する絵画作品も併せて展示される。

同展示責任者で画家のベン・キルティ氏は、バリの刑務所でスクマランに助言を続け、死刑執行まで恩赦を求めた。キルティ氏によると、スクマランは絵画が自らの使命だと感じ、描くことで安堵を得られたという。同氏は「世界中の死刑に反対し続けることが、スクマランの最後の願いだった」と話し、展示によって死刑反対への関心が高まることを望んでいる。

同展示はまた、オーストラリアの最後の死刑囚ロナルド・ライアンが1967年2月3日に処刑されてから50年を記念して、開催される。

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