【キャンベラ21日AAP】 連邦政府は、シリアとイラクから受け入れる難民の数を増やす可能性を示唆している。2015年にアボット前政権が難民1万2000人の受け入れを決定し、現時点でおよそ半数の6507人がオーストラリアに到着した。
ダットン移民相はABC局の番組で、「1万2000人の受け入れが成功すれば、プログラム拡大の可能性もある」と述べた。同氏は受入れプロセスに時間がかかっていることを認めた上で、安全審査の必要性を訴えた。
APEC首脳会議出席のためにペルーを訪問中のターンブル首相は、「1万2000人を超えて難民を受け入れる計画はない」とコメントしたものの、毎年の人道的難民受け入れ枠を増加させる計画はあると示唆した。