【キャンベラ29日AAP】 連邦下院議会は29日、議論が行われていた出国税の5ドル値上げについて、値上げを凍結する法案を可決した。2017年7月1日から少なくとも5年間、現行の60ドルからの引き上げはない。
連邦政府はワンネーション党とのバックパッカー税に関する合意に基づき、提案した出国税値上げを据え置くことに決定した。野党労働党のアンソニー・アルバニーズ議員は、「上院の無所属議員らの支持を得るためにすぎず、実体的な効果が全くない無意味な方策だ」と政府を批判した。
出国税の値上げは、バックパッカー税の税率引き下げによる税収削減の穴埋めとして提案されていた。