【シドニー12日AAP】 シドニー水族館内に新たに、マッコーリー島をイメージとした亜南極ペンギンの展示がオープンした。マッコーリー島はTAS州の南1400キロメートルに位置し、世界遺産登録されている。
来館者はボートに乗って温度6度に設定された展示場に入り、ジェンツーペンギン26羽とキングペンギン5羽を観察する。
同展示プログラムはペンギンの繁殖・保護に焦点を当て、海に浮かぶプラスチックごみなどペンギンが直面する問題について来館者に伝える狙いだ。実際にマッコーリー島で発見されたプラスチックごみが壁一面に展示され、ペンギンの生育環境保護の大切さを強調している。ペンギン飼育員のトリッシュ・ハナンさんは、「野生のペンギンの様子を人々が理解できれば」と話した。