【シドニー15日AAP】 NSW州シドニーのサーキュラー・キーに15日朝、全長約350メートルの新しいクルーズ客船「オベーション・オブ・ザ・シーズ」が入港した。客船の規模としては世界で4番目の大きさとなり、地元経済の活性化につながると期待が高まっている。
クルーズ運営会社のロイヤル・カリビアンによると、新しい客船の収容人数は6500人、総重量は16万8666トンで、17日にニュージーランドに向けて出発するまでシドニーに停泊するという。また今年の夏、同クルーズ船の乗客らによる経済効果がシドニーだけで330万ドル以上になると予想され、オーストラリア経済全体では3500万ドルに達するとみられている。
NSW州のエアーズ観光相は、国内のクルーズ業における総収益のうち67%がNSW州で得られているとして、「国内における36億ドルの収益のうち、NSW州は最大の分け前を得ている」と述べ、新しいクルーズ船の誕生を歓迎した。