【シドニー16日AAP】 連邦裁判所は16日、鎮痛剤ニューロフェンの製造会社レキット・ベンキーザーに対し、同鎮痛剤の効能について不正な表示により消費者の誤解を招いたとして、罰金600万ドルの支払いを命じた。
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は今年初め、レキット・ベンキーザーに対して科せられた罰金170万ドルについて、少なすぎるとしてこれを増額するよう求める訴えを起こしていた。
ACCCは2015年、レキット・ベンキーザーが販売する鎮痛剤ニューロフェンについて、腰痛、生理痛、偏頭痛、緊張性頭痛など痛みの種類によってそれぞれ異なるパッケージで販売しているにもかかわらず、含まれる成分は全く同じであり、消費者に誤解を招いているとして提訴していた。