【ブリスベン30日AAP】 QLD州では1月1日より、大手ガソリンスタンドなどで販売されるガソリンについて、販売全体の3%をバイオ燃料とする法規制が導入される。ただ、同州の道路サービス会社RACQは規制による消費者への影響は、ほとんどないとの見方を示している。
RACQのリッチー広報担当は、規制の導入による燃料の価格競争、および消費者による燃料の選択への影響は少ないとみている。一部で、NSW州のようにガソリン小売会社がエタノール混合ガソリン「E10」の売上げを伸ばすため、無鉛ガソリンの販売を中止するのではないかと懸念する声もあったが、リッチー広報担当は、QLD州では規制が3%と低いため、同様の事態は起きないとの見方を示している。
RACQによると、QLD州で今年10月に販売されたE10は3560万リットルで、前月比11%増となったが、依然として目標値の半分ほどに過ぎない。トラッド州首相代理は、「消費者に影響が及ぶことなく目標値が達成されるよう、今後も業界と協力していく」と述べた。