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SA州石炭発電 灰をレンガに再利用?

【アデレード6日AAP】  無所属のニック・ゼノフォン議員が6日、閉鎖されたSA州ポート・オーガスタの石炭火力発電所を訪問し、建設技術会社のヌーロック(Nu-Rock)による、石炭灰をレンガ製造に再利用する提案について、SA州政府は前向きに検討すべきとの見解を示した。

ポート・オーガスタでは最近の悪天候で、発電所に残された石炭灰が街中に吹き寄せるなどして、住民らは健康被害などを懸念している。ゼノフォン議員は、ヌーロック社による提案を採用すれば、向こう20年間で500人の雇用が創出されるとともに、石炭灰の問題も解決されるとしている。

一方、SA州のメイハー製造業相は、ヌーロック社がSA政府に対し、具体的なビジネスプランを提示していないと指摘。「もし同社がプランを提示すれば、州政府は財政的に実現可能か検討する」と述べた。メイハー製造業相はまた、ヌーロック社がポート・オーガスタの石炭灰が実際に使用可能なのか、試験を実施するに至っていないとしている。

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