【シドニー10日AAP】 NSW州政府は10日、シドニー北部チャッツウッドから市中心部を通って南部シドナムまでの、新たなメトロ鉄道路線建設を承認した。工事開始は今年後半の予定。
コンスタンス州交通相は、「今後24か月、鉄道工事によって市民の生活に支障が出ることは隠すまでもない」と述べたうえで、メトロ建設の必要性を訴えた。
メトロ工事は現在、市中心部のジョージ・ストリート沿いで行われており、最終的にシドニー北西部のラウズヒルから南西部バンクスタウンまで66キロメートルを結ぶ路線になる。乗客の数も、現在の1時間2万3000人から4万6000人に倍増できるとされ、ピーク時はCBDを通過する電車は2分ごとに、北西路線では4分ごとに電車を走らせる。ラウズヒルからチャッツウッドまでの北西路線は2019年前半、CBDおよび南西部の路線は2024年に運行開始の予定。
州野党のマイケル・ダリー影の計画相は、115~125億ドルと見積もられる同プロジェクトの費用効率性を疑問視している。