【シドニー14日AAP】 シドニーを訪問中の安倍首相はターンブル首相との14日の首脳会談で、アジア太平洋地域の安定と自由貿易体制の推進のために日豪間の防衛協力を強化することを確認した。
ターンブル首相は、今回の会談で日豪間の関係が「特別な戦略的パートナーシップ」に強化されたと述べており、米国のトランプ次期大統領が脱退を表明している環太平洋経済連携協定(TPP)を含む自由貿易体制の強化や日豪間の防衛協力において、「強固に連携」することを明らかにした。
今回の会談で、オーストラリア軍と自衛隊間で弾薬提供が初めて可能となる物品役務相互提供協定(ACSA)の改定の署名式も執り行われ、安全保障分野の強化がされたことになる。
安倍首相と昭恵夫人は6日間の日程で、フィリピン、オーストラリアの後にインドネシア、ベトナムを訪問予定で15日にオーストラリアを出発する。