【キャンベラ16日AAP】 伝えられるところによると、環太平洋経済連携協定(TPP)の早期発効に向けて、連邦政府は議会投票で最終確認を行い、米国に対する圧力を高める可能性があるという。
米国のトランプ次期大統領がTPP脱退を表明していることから、同国を含めた12か国による貿易協定の未来は不確かだ。ジ・オーストラリアン紙は16日、「先週末行われた日豪首脳会談でターンブル首相は安倍首相と、残り11か国によるTPP実現に向けた強いメッセージを米国議員らに伝える可能性について討議した」と伝えた。日本は既にTPP発効に批准している。
これに対して野党のジェイソン・クレア影の貿易相は、「実施されないままの偽の貿易協定ではなく、雇用を創出する協定が必要だ」と話し、ターンブル首相はトランプ氏の考えを変えられると思うべきではないと批判した。