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日本の捕鯨活動に与野党 「遺憾」

【キャンベラ16日AAP】   オーストラリアのクジラ保護区内で、日本の捕鯨船がミンククジラを捕獲した写真が公開された。連邦政府は日本の捕鯨活動再開に遺憾の意を示している。

環境保護団体シーシェパードは、捕鯨船「日新丸」の甲板に載せられたミンククジラの写真を公開した。先週末シドニーで日豪首脳会談が行われてすぐの出来事となった。

フリデンバーグ環境相は16日、日本の南極海での捕鯨活動について「非常に残念に思う」と述べ、調査目的でクジラを殺す必要はないとして、すべての商業・調査捕鯨に反対する姿勢を示した。さらに、オーストラリアほど捕鯨の阻止に取り組んだ国はないとして、「国際捕鯨委員会(IWC)で引き続き捕鯨に強く反対し、クジラの保護を促進していく」と述べた。

野党のバーク影の環境相も、「2014年に国際司法裁判所が捕鯨活動を止めるよう命令している。違法だ」と述べ、法や規則の軽視に対応する必要があるとの見解を示した。バーク氏はターンブル首相に対し、南極海での捕鯨終結に向けてあらゆる法的手段を実行するよう求めている。

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