【シドニー16日AAP】 VIC州のオーストラリア・デーのビルボードが、ヒジャブ(イスラム教の女性が頭を隠すためのスカーフ)をまとった女性2人を特色としているとして、ソーシャルメディア上で議論の的となっている。
メルボルンの高速道路沿いに設置された大型の看板は、キングスドメイン公園で来週行われるイベントの宣伝用としてオーストラリア国旗を背景とし、VIC州政府とオーストラリア・デーのロゴも添えられている。イスラム教徒多数が住むダンデノングを通過する、イーストリンク自動車道沿いに設置されているという。
同看板について極右派を含む多くの人が、「政治的な正しさを追求しすぎで、オーストラリア・デーを反映していない」とフェイスブックで批判している。一方で、多数の異なる文化の1つを表したにすぎないとして、看板を擁護する声もあった。
小売り大手ターゲットの広告でも先週、ヒジャブをまとった女性の写真が使われたとして、インターネット上で物議を醸した。