【シドニー17日AAP】 オーストラリアの東海岸で気温が高い状況が続いており、熱波の完全な終息はもう少し先になると専門家は警告する。シドニー西部では17日午後、44度に達した。アデレードでも44.7度、メルボルンで開催中の全豪オープンテニスのコート上も35度まで気温が上がった。
気象局によると、一時的に気温が下がる地域もあるが、国内中部に停滞する大きな熱い空気の塊が少しずつ風で南東部に流されることから、長期的に熱波から解放されるのはしばらく先になると予想される。
気温の上昇に伴い、国内南東部では消防隊らが山火事と闘っている。首都キャンベラ北西部ではすでに2000ヘクタールを燃焼した。17日はSA州の9か所で火気使用禁止が発令されており、18日はシドニーを含むNSW州5か所で発令される予定。
シドニーでは19日に25度まで下がり、アデレードでも18日は26度、メルボルンも21度と一時的に気温が下がるものの、来週も同様に気温が高い状況が続くと予想される。