【シドニー24日AAP】 毎年恒例の世界の都市別不動産価格調査によると、シドニーは香港に次いで世界で2番目に住宅価格が高いとわかった。
調査は都市計画関連調査会社「デモグラフィア」が、人口100万人を超える都市を対象に行った。シドニーは、これまでに不動産価格の上位を占めたロサンゼルスやロンドン、サンフランシスコやニューヨークを上回って第2位となった。メルボルンは6位、さらにアデレード、ブリスベン、パースも上位20位内に入った。
デモグラフィアはオーストラリアの住宅価格について、人口増加に伴なって未開発地域を住宅地に開放するのでなく、既存の住宅用地内で密集度を高める“都市封じ込め政策”が原因と指摘する。住宅価格高騰は都市の成功ではなく、市民が必要とする住宅を提供できていないことを意味するという。
NSW州のべレジクリアン新首相も同州の住宅危機について、「州民が抱える最大の問題」と発表したばかり。