【メルボルン1日AAP】 VIC州ダンデノンに住む25歳のスリランカ国籍の男が5月31日夜、メルボルンからクアラルンプールへ向かうマレーシア航空機内で、爆弾を爆破させると騒ぎ、飛行機がメルボルン空港へ引き返す騒ぎがあった。乗客らにけがはなかった。
男は飛行機が離陸した後、コックピット近くまで移動し、爆弾を爆破させると騒いだため、近くにいた4人の乗客らが男を取り押さえた。男はこの日、精神疾患の治療を受けていた病院から退院したばかりだったという。連邦のターンブル首相は、事件にテロとの関連性はないとしている。
乗客の一人は、飛行機がメルボルン空港に引き返した後、警察の特別部隊が機内に駆け付けるまで、乗客らは何も知らされないまま約90分待たされたとして、「もし爆弾が仕掛けられているのなら、もっと早く避難すべきだったのではないか」と述べ、捜査当局を非難した。