【シドニー15日AAP】 ガス・電力小売り大手、エナジー・オーストラリアによると、NSW州では今後、1世帯当たりの電気料金が、1年間で約20%値上がりすると予想している。平均的な住宅では、1年間に300ドル以上、中小企業ではそれ以上の値上がりになるという。
一方、ガス料金は住宅で約6%、企業では20%の値上がりになる見込みで、これらの値上げは今年7月1日からの実施となる。エナジー・オーストラリアのクラーク顧客部部長は、「家庭や企業にとって悪いニュースで、彼らは全く歓迎していない」と批判した。
クラーク部長は、先にフィンケル博士が提唱したクリーンエネルギーの達成目標は「よく考えられた良い原案」と評価する一方、「政府は、フィンケル博士による改革案の実現に向けて、エネルギー業界など関係者らと協力し、最善の方法を議論することが重要だ」述べた。