【キャンベラ16日AAP】 連邦政府が抱える純負債額が、初めて5000億ドルを超えたことが分かった。財務省の財政管理局(AOFM)のウェブサイト上に示された負債額は16日、5001億2900万ドルとなった。
連邦のモリソン財務相は、負債額の増加率について10%以下となる3分の1以上も低下したと強調。「もし、前政権である労働党から受け継いだ増加率を維持していれば、18か月前には5000億ドルを超過していただろう」と話し、「労働党が負債について口出しするなら、まず謝罪すべき」と述べた。
一方、ボーエン影の財務相は、新たに発表された多額の負債額について、恥ずべき出来事で財務上の失敗だとの見解を示した。また、アボット前政権とターンブル政権は、1か月に16億6000万ドルの負債額を計上しているとして、労働党より増加率の伸びが速いと指摘した。