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冊子ビッグイシュー 豪で21周年迎える

【シドニー16日AAP】  ホームレスの人に仕事を提供し、自立を支援する冊子「ビッグイシュー」が、オーストラリアで発行21周年を迎えた。これまでに110万部以上を販売し、2500万ドルの収益を上げている。

オーストラリアでは1996年に初めて、VIC州メルボルンのフリンダース・ストリート駅の階段で、ビッグイシューの販売が始まり、現在では全国にいる500人以上の販売員がいる。シドニーのタウンホールで12年間、同冊子の販売を続ける男性は「お金のためではなく、外に出て人に会うのが好きでやっている」と話した。

ビッグイシューは、ホームレスや社会的に弱い立場にある人たちに、ただ物や食べ物などを与えるのではなく、困難な状況から抜け出して自立する支援を行うことを目標としている。また、冊子販売に加え、女性を対象に梱包作業の仕事を提供したり、サッカーチームを運営するなどしている。

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