【シドニー18日AAP】 全国殺人事件監視プログラム(NHMP)の最新報告によると、オーストラリア国内の殺人発生率が過去最低を記録したことが明らかになった。
1989年から開始された同プログラムの報告によると、1989年から1990年に発生した殺人事件の被害者307人を下回り、2013年から2014年の被害者は238人だったという。これにより、平均で10万人に1人が被害者となる数値に下がったことになる。
殺人の最も使われる凶器はナイフで、86件の殺人事件が発生しており、殴打による事件は37件だという。
2013年から2014年の1年間で、殺人事件の発生率が最多だったのは NT準州で、最小だったのは首都特別地域(ACT)で、アルコールが殺人事件の最大要因だとした。