【シドニー19日AAP】 世界のほとんどの主要都市で行われているように、シドニーで最初となる自転車の共有サービス展開に向けて、準備が行われている。
自転車シェアリング事業「レディーゴー」は、7月からのサービス展開に向け、求人広告を多数出している。強い批判を受けたブリスベンの「シティサイクル」やメルボルンの「バイクシェア」と異なり、レディーゴーの自転車はヘルメットもついており、安全で合法な場所であればどこでも乗り降りできるという。スマートフォンのアプリを使ってGPSで自転車の居場所を見つけ出し、予約できる。
シドニー市は複数の業者から打診があったと認めたが、ヘルメット着用や自転車のメンテナンス、保険などの懸念事項もあるという。自転車向きでないインフラやヘルメット着用必須の法により、他都市では自転車シェア事業は伸び悩んだが、シドニー市は近隣カウンシルのランドウィックやインナーウエストとともに実現可能性に向けて取り組んでいる。