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建物基準を見直し ロンドン火災受け

【キャンベラ19日AAP】   英国・ロンドンの高層住宅ビルで発生した火災事件を受けて、オーストラリアの上院委員会は建築基準の見直しに乗りだす方向だ。

少なくとも死者58人を出したロンドンの高層公営住宅「グレンフェル・タワー」では、3年前メルボルンで火災が発生した高層アパートと同じ可燃性の高い建材が使われていた。

野党労働党のショーテン党首は19日、「建材の規制管理を変更しない限り、酷い火災が発生するのも時間の問題だ」と話した。上院で経済委員長を務めるクリス・ケター労働党議員は、同委員会で規制の見直しを行う意向を示した。来月にも専門家や建築構造理事会などを招いて公聴会を開き、問題を検討したい考えだ。

ターンブル連邦首相も各州・地域首相らに対し、建物基準を厳格化し、違反を報告するよう書面で要請するとみられる。

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