【メルボルン23日AAP】 VIC州でスピード違反および信号無視の監視カメラのうち、55台がコンピューターウイルスに感染していた問題で、VIC州道路安全委員会は23日、感染したカメラで検挙した約600件のスピード違反について、これを無効とすることを決めた。
VIC州道路安全委員会によると今月6日、USBスティックを使用してスピードカメラの点検を行った職員が、誤ってランサムウエアのウイルスをアップロードしたという。同委員会のグエンサー副局長代理は、「カメラが正しく作動していたと確認がとれるまで、発行された違反は無効とする」と述べた。
また同委員会は今後、調査が行われる間、州内のスピードカメラをこれまで通り作動させる方針を明らかにしている。グエンサー副局長代理は、違反で罰金を科された人たちが近く、これが取り下げられたことを伝える通知を受け取るだろうと説明した。