【シドニー27日AAP】 携帯電話ブランドのノキアは、アップルとサムスンが支配するオーストラリアのスマートフォン市場への参入を発表した。
フィンランドに基盤を置くHMDグローバル社は27日、シドニーでスマートフォン「ノキア3」「ノキア5」「ノキア6」を発表した。店頭販売は7月末開始予定、価格はそれぞれ249ドル、329ドル、399ドル。数字の4は東アジア諸国で不吉と考えられているため、「ノキア4」は存在しない。
HMDグローバルは2016年、ノキアブランドのスマートフォンやタブレット製造に向けて10年間のライセンス契約を締結した。同社のマーク・トランドル責任者は、「新機種は若者をターゲットにする」と話し、今後3~5年でスマートフォン業界トップを目指すと意気込みを見せた。ノキアのスマートフォンは、OSがAndroid 7.0ヌガー、ラミネート加工で画面損傷を防止、さらに「Dozeモード」でバッテリーの使用を抑える。
2月にスペインで行われた携帯電話関連イベント「モバイル・ワールド・コングレス」でも、ノキアのスマートフォンは注目を集めた。