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メキシコなどと自由貿易を推進 豪政府

【キャンベラ1日AAP】  連邦政府のチオボ貿易相は1日、メキシコ、チリ、ペルー、コロンビアなど南米諸国との新たな自由貿易協定(FTA)の締結に向け、協議を開始したことを明らかにした。さらにキューバとの経済関係を拡大する意向を示している。

チオボ貿易相は「FTAによって、メキシコへの扉が開かれる」と述べ、南米諸国における新たな輸出市場を開拓する意欲を示した。FTAが実現すれば、農業、鉱業、製造業、教育産業、投資など、幅広い業界でビジネスチャンスが拡大するとみられている。

南米4か国は2016年、オーストラリアから年間7800億ドル以上の物品およびサービスを輸入しているが、関税の高さから、オーストラリアの企業がこれらの需要を資本化するのは困難な状況となっている。チオボ貿易相は「FTAにより関税などの壁を低くすることで、オーストラリア企業も市場競争に参加できるようになる」と話した。

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