【シドニー7日AAP】 消費者団体チョイスが行った調査によると、過去6か月間でインターネット・サービスに関し、何らかの不具合や問題を経験した人が10人中6人となったことが分かった。また政府が導入しているナショナル・ブロードバンド・ネットワーク(NBN)では、75%以上の人がネットに関する問題があったとしている。
チョイスによると、ネットに関する問題として挙げられたのは、接続不良やダウンロードの速度が遅いなどだった。また、チョイスによるとプロバイダーのなかでは国内で最大規模のプロバイダーであるTelstraが、サービス内容、カスタマーサービス、テクニカルサポートなどが料金に見合っていないとして最下位となっている。
一方、顧客の満足度が高かったのはiiNet、Internode、 iPrimus、Optusなどだった。また、利用者が重視していたのは、信頼性(95%)、速度(94%)、接続(94%)、値ごろ感(94%)だった。インターネットに関する苦情も増加しており、通信業界オンブズマンによると、苦情解決サービスへの申し立ては過去6か月で2万4641件に上り、前期比53.6%増だったことが分かっている。