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SA州蓄電施設 自動車テスラCEOが落札

【アデレード7日AAP】  電気自動車大手テスラのCEOで起業家のイーロン・マスク氏が、SA州の蓄電施設の建設権を落札したことが分かった。マスク氏は、同施設を100日以内に稼働させるとSA州政府と約束しており、これを実行するとみられている。

マスク氏が率いるテスラは、フランスの再生可能エネルギー企業のネオエン(Neoen)と共同で、100メガワット規模のリチウムイオン電池施設を建設する。これは、現存する蓄電施設の3倍以上と最大の規模となる。マスク氏は約束を守る自信はあるとする一方で、規模を大きくすることに伴うリスクはあると認めた。

新たな蓄電施設の建設は、SA州内で昨年から問題となっている電力不足問題を解決するカギを握る事業となっており、同州は5億5000万ドルを投じる見通しだ。SA州のウェザリル首相は「蓄電施設は国内の電力市場の未来を担っており、世界も蓄電におけるわれわれのリーダーシップに注目するだろう」と述べた。

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