【ハンブルグ7日AAP】 連邦のターンブル首相は、ドイツのハンブルグで7日に開幕した主要20か国・地域(G20)サミットに参加し、各国首脳らと貿易問題やテロ対策について議論したい考えだ。また、同会議では緊張が高まっている北朝鮮に対する制裁などの問題についても話し合われるとみられている。
ターンブル首相はまず、議長を務めるドイツのメルケル首相と2国間協議を行い、テロ問題および欧州との自由貿易について話し合ったとみられる。また、インドネシアのウィドド大統領とも両国の貿易関係について話し合ったもようだ。インドネシアとは年内にも包括的な経済パートナーシップ協定を締結したい考え。
ターンブル首相はハンブルグで記者に対し、「われわれは自由貿易と市場開放に真剣に取り組んでいる」と述べ、オーストラリアが自由貿易から受ける恩恵は大きいとの考えを示した。ターンブル首相はこのほか、招待国として参加し、今年11月に開催されるアジア太平洋経済協力会議の議長国である、ベトナムのフック首相と会談する予定となっている。