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国連の核兵器禁止条約 豪は反対姿勢

【キャンベラ8日AAP】   ニューヨークの国連本部で、核兵器禁止条約の制定についての採択が行われ、核兵器の保有国や賛成国が不参加した中、およそ120ヶ国の賛成多数で採択された。

採択が行われた国連交渉会議に参加した国のうち、唯一オランダが反対、シンガポールが棄権をした。

グリーン党のスコット・ラドラム議員は、自費でニューヨークへ行き、歴史的な採択に立ち会ってきたとし、オーストラリアは歴史の流れに逆行した立場にいるとし、ターンブル政権を批判した。

ラドラム議員は「オーストラリアは核兵器を保有しない国だが、政府は核兵器を禁止することに反対している。労働党と連合政権は核軍縮に賛成姿勢をしているにもかかわらず、条約採択に貢献できなかったのは非常に恥辱」とした。

条約は9月に署名が始まり、50ヶ国によって批准されたあと、発効されることになる。条約が制定された場合、核兵器の開発、保有、使用などが禁止される。

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